補修工法
●路上路盤再生工法
▲県道安芸物部線舗装補修工事(高知県安芸市)
本工法は、当社の親会社である日本鋪道㈱(現NIPPO)が昭和52年に高知県において開発した工法です (弊社社長が当時開発しました) 。既存路面を再生利用し、経済的で環境にやさしい工法です。概要老朽化して亀甲状クラックなどが発生したアスファルト混合物層を路上で破砕し、下層の粒状路盤材とともに混合しながらセメントなどにより安定処理して新しい路盤として再生する工法です。
特長
① 既設舗装材を有効利用するため経済的です。
② 打換え工法のように発生材が生じず、工期の短縮が可能です。
③ 強固な路盤を築造できます。
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●薄層排水性アスファルト舗装
▲県道北本町領石線(高知市)
安全重視環境重視の経済的な薄層排水性舗装。表層の薄層化(標準厚25mm)により材料費を削減した廉価な排水性舗装です。接着性に優れる高濃度改質乳剤と乳剤散布装置付きアスファルトフィニッシャの使用により、ローコストで耐久性のある薄層排水性舗装が可能となりました。
特長
① 雨水を速やかに路面から排出するため、降雨時のすべり抵抗を確保し、車両の走行安全性を高めます。
また、多孔質な路面により、車両のタイヤ路面騒音を低減します。
② 薄層のため使用材料が少なくて済み、省資源・ローコストです。
③ 事前のタックコート作業・養生が不要で、また施工速度が速いため、工事期間を短縮できます。
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●増厚コンクリート
▲国道195号改築工事(高知県南国市小籠)
繊維補強したコンクリートを薄層で敷設して補修・補強。繊維補強したコンクリートを薄層で打継いで、橋梁のコンクリート床版を補修補強する工法です。上面増厚工法には、補強鉄筋を入れない床版上面増厚工法と補強鉄筋を入れる鉄筋補強上面増厚工法があり、床版の種類によって使い分けます。既設コンクリート床版と増厚コンクリートを一体化させることによって床版厚を増加させ、曲げ耐力やせん断耐力を大きく向上させることができます。
特長
① 床版打換え、プレキャスト床版取替工法に比べて簡単で経済的です。
② 超速硬コンクリートの使用により、早期交通開放が可能です。
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●断面修復(ハイグレード)
▲村づくり交付金 中後入・本村・仁井田 用排水路整備工事 (高知県香美市土佐山田町)
特長
① コンクリートの劣化原因となる水分及び二酸化炭素等の進入を遮断・抑制することにより、水利性能の劣化に
対しては漏水の遮断、粗度係数の改善を行います。
② 作業は目的に応じて、コテ塗・吹付・刷毛引き塗などで施工し、人力で行う為、閉塞空間での作業が可能で
あり、取扱いや施工性の良さがあげられます。
③ 使用する材料は県内産材料です。